ちょっと偏った楽器フェア2016レポート(2)

ヴィンテージシンセ好きならば、まず足を運びたいのが会場右奥に位置するSynthFest2016。

様々なシンセサイザー関連ブランドのブースが並ぶ会場のいちばん手前には、先日逝去された冨田勲氏を偲ぶTOMITA Memorial Museumが開設されています。

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月の光、惑星、ダフニスとクロエ・・・数々のマスターピースを生み出した伝説のMoogモジュラーシステムをはじめ、巨匠の愛器を実際に目にする機会は滅多にあるものではございません。Moogの隣にはメロトロンM400とコルグMS-50。

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ローランドのスペースエコーRE-201やSYSTEM-100Mモジュラーシステム等々。奥の鍵盤楽器はヤマハの名機CS-80。パネルと同様の構成の小さなスライダーが左側の蓋の下に2セット用意されており、これが力技な音色メモリーとして機能していました。

手前にはMoogモジュラーの補修用の各種スペアパーツが。Allen Bradley製のボリュームポットはMoog製品には欠かせないコンポーネントの一つですね。

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説明不要の名機Sequential Prophet-5やRoland Jupiter-8の後ろのラックは・・・!

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CASIOが1980年代初頭に冨田氏と共同開発した巨大シンセサイザーシステム「COSMO」。この実機を見るだけでも会場を訪れる価値があるのではないでしょうか。フェアライトやシンクラヴィア等と同様の、シンセサイザー、サンプラー、シーケンサー、その他諸々が結合したワークステーション。

残念ながら発売には至りませんでしたが、元波形を読み出す位相角を歪ませることで様々な倍音を発生させるPD(Phase Distortion)音源は後のCZシリーズに、この時点で16bit/40kHzものスペックを誇るサンプラー「ZZ-1」は同じくFZシリーズに受け継がれています。

 

冨田氏はこのCOSMOシンセサイザーを使って、宇宙科学研究所が受信した宇宙からのパルス波を音源波形に変換、9枚目のアルバム「ドーン・コーラス」を作り上げました。耳なじみのあるMoogのアナログサウンドとは一聴して異なる、ノイジーながら柔らかで不思議な質感のサウンドは、今聴いてもなお新鮮です。

 

思えばこの世界に足を踏み入れるきっかけの一つとなったのが、子供の頃に地元で体験したTOMITA SOUND CLOUDでした。宙に浮くピラミッド型の要塞のに設置されたコンソールの前に座り、目くるめく立体音響(ヘリコプターで吊られたサラウンド・スピーカーまで出てきました!)を操る魔術師のような姿に、深い感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

 

偉大なる音楽家、冨田勲氏の功績にあらためて敬意を表すると共に、謹んでご冥福をお祈りいたします。

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