蓄電池が“音”を変える!ELIIY POWER/エリーパワー蓄電池を音で試したレポート!

電源。

電源ケーブルを変える。
電源タップを選ぶ。
電源コンディショナーを導入する。
etc.etc.etc….

音の為、楽器・音響機器のみならず、電源周辺アイテムにまで気を遣う、このご時勢。

・電源ケーブル:機材に少しでもロスの無い、精一杯の電気を送り込む為に、ケーブルそのもの、皮膜、端子に気を遣います。
・電源タップ:電源の分配の為の通り道を少しでもロスの無く確保する為、使用ケーブル、各端子、ケースに気を遣います。
・電源コンディショナー:ディストリビューター(分配)機能の他、フィルターを有し、積極的に電源のノイズへの対策を図ります。
その他、安定化電源、アイソレーション・トランス等々、“良質な電源環境の確保の為”様々な電源装置が存在します。

そして、この機。
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ELIIY POWER (エリーパワー)/ POWER YIILE PLUS (パワーイレ・プラス)
リチウムイオン電池内蔵蓄電システム。1台、約120万円。

リチウムイオン蓄電池を内蔵した、蓄電システム。
エリーパワー社は、このリチウムイオン蓄電池の急進メーカー。
その蓄電池は、“釘が貫通してもまだ動き続ける”、という驚くべき安全性、機能性を有します。そう、エリーパワー社のパワーイレ・プラスは、本来、公共施設、企業等に導入される、防災用蓄電システムなのです。

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蓄電容量:2.45kWh。
定格出力:1000VA/1000W。

自己消費電力も加味して、250W使用で約7時間、500Wで3時間強の電気供給が可能とのこと。ちなみに、もっと大容量のモデルもあり!←ダイワハウスに標準搭載されていたりします。
もちろん、太陽光パネルの接続も可能!

その蓄電システムを “音に使う”、という試み。
その意図するところ。
“商用電源”からの隔離。

きっかけはこの方。
2015年11月、近藤等則、3Dサウンド・ライブでの光景。
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音響、楽器、全ての電源供給にエリーパワー蓄電池が使用されたこのライブ。

その後、即時に某商用スタジオへの導入が決定。
更に、某アーティストのプライベート・スタジオへの導入も進行。
短期間の内に音楽シーンに浸透をはじめた、音のプロ達が即座に反応する、そのパフォーマンス。

そして、2016年3月下旬。
渋谷 パワーレック店頭に設置されたその個体。
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店舗の壁コンセントから、パワーイレ本体に電源ケーブルを接続。
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設置は以上!

そして、起動するパワーイレ。
まず、本体の冷却ファンの音量にびっくり!→大きい!(笑)
流石に、そこは本来の目的ゆえ、何も申し上げようがございません!(笑)
マシンルームや別室がある環境であれば問題なし、ということでしょうね!

本体のスイッチ切替で、
「充電」
「蓄電池からの放電」
を切り替えます。
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さて、いよいよ放電。
うなりを上げるファンの騒音の中、果たして違いを聴き分ける事が出来るのでしょうか???

結論。
もの凄く変わりました!

流石に都心の普通のテナントビルだけに、パワーレックの店舗は、決して恵まれた電源環境ではございません。そんな中、例えば電源ケーブル、例えば電源タップ、そして電源コンディショナー、ケアできるポイントは、出来る限りケアして臨んでいます。

その上で、この蓄電器。
今回は、蓄電池『パワーイレ』をそれらの根元に設置した訳です。
パワーイレの直後には、ご存知 Voltampere GPC-T!
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“音が良くなる電源装置”、その火付け役であるこの機!
つまり、既に割と頑張っていた電源環境のスタートポイントに、更に蓄電池を追加した、という状態。

その効果。
例えば、MANGERスピーカーからのスピード感溢れる精細な音。
→が、更に精密に、そして立体的に!音が、凄く、見えます!
そして、蓄電池からの放電を、壁コンセントからの通常供給に切り替えると・・・瞬間、音へのフォーカスが難しく!
この目に見える効果!とにかく凄い!
クリーンでピュアな電源を与える事の有用性を深く再認識!

以来、ご来店頂いた既知のエンジニアさんやミュージシャンの方々に、事ある毎にその差を聴いて頂いています!皆さん、同じく驚愕!

で、この『パワーイレ・プラス』、ですが、実は、既に生産完了!

つまり!

次期モデルの登場を控えています!

ELIIY POWER (エリーパワー)/ POWER YIILE 3 (パワーイレ 3)
2016年夏、登場予定!

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期待の次期モデルでは・・・
ファンの音が激減するするそうです!
各種コントロールは、PC/モバイルアプリからのコントロールになるとのこと
“小さくなって、大きくなる”『パワーイレ 3』、サイズが小さくなって、容量2.5kWhそのままに、定格出力が1000VA/1000Wから1500VA/1400Wにアップ!

そして、ここにも嬉しいポイント!
販売価格が下がるそうです!想定オープン価格(90万円を切るくらい)!こちらも嬉しい情報です!(2016年7月表記更新)

音の良くなる電源、その次なる一手。
蓄電池。

音楽制作のスタジオ環境にはもちろん、野外での楽器への電源供給機としても活躍できそうです!ストリート演奏時や野外フェスのステージ上で、エンジン廻す発電機の代わりに、蓄電池!

もちろん、非常時のバックアップ電源としても!
更に一歩進んで、『パワーイレ』と太陽光パネルとのセットで、究極のクリーン自家発電システムの構築も!

日本の蓄電池メーカー、Eliiy Power (エリーパワー)のPower Yiile(パワーイレ)蓄電装置! POWER YIILE 3 (パワーイレ 3)2016年夏、発売予定!
要注目ですよ!

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