ピアニスト・岡本優子 at 東京中野・レコーディング 2017

岡本優子
ピアニスト、作曲家。

高校卒業後、渡米。名門バークリー音楽大学でJAZZを学び、卒業後、NYで音楽活動を開始。
震災後にチャリティーCDアルバム『Sweet Home』をNYで制作、完売。(その収益金は地元、宮城・気仙沼に寄付される。)
現在は、仙台を活動拠点とし、各地でライブ活動を続ける他、作曲活動も行う。

柔らかさの中に鮮烈なイメージを響かせる、流麗なフレージング。
日本人らしさと西洋の言語たるJAZZの語法、その両軸をナチュラルなバランスで表現するコスモポリタンとして、岡本優子は、音を、紡ぐ。

Yuko Okamoto Official Website

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2017年6月某日。
都内、中野のVoltaスタジオ
スタジオのピアノの前に座る、岡本優子さん。

ブースの外、コントロール・ルームのエンジニア席に座る、エンジニア・古賀健一氏。

岡本さんと旧知の古賀氏は、時にその音楽表現の「ディレクション」までジャッジする、信頼の置ける関係。
スタジオ内、膨大な量のマイクロフォンが各所に並ぶ、古賀氏のマイクロフォン・セッティング。

「JAZZにはまだ自信がないんで・・・(笑)」

謙遜する、古賀氏。
しかしながら、そのマイキングは、音を追い求める者が、何年にも渡る経験で身に付けてきた、シグネイチャーな技。

例えば、ドラムセットに並ぶ、3種のステレオ・マイキング。
(『COLES 4038』 *2 , 『AKG C414EB』 *2 , 『AKG C414TLII』 *2)

「JAZZは、ダイナミクスが大きいので。あと、今回は、楽器が、ドラムセットだけではないんです。」

その場の音を、より自然に収める為、立てる事が出来る場合は、マイクも複数セット立ててしまう、と古賀氏。

スネアにも。
(『NEUMANN KM84』 , HEiL PR30B , 『EV RE20)

キックにも。
(『YAMAHA SubKick』 ,AKG D12VR , HEiL PR40)

岡本さんの弾くピアノへのマイクも、リボン、コンデンサー、チューブ、各マイクがステレオでセットされます。
(sE VR1 *2 , Earthworks QTC50 *2 , 『Flea M49』 *2)

マイクのセレクトには、Voltaスタジオの所蔵品に加え、古賀氏自前の持ち込み品も加わります。

「本当は、まだ欲しいマイク、あるんですけどね(笑)」

コントロール・ルームに並ぶ、アウトボード群。
その要所要所にマイクロフォンが立ち上がり、ダイナミクスが接続されます。

そして、メインデスク、Voltaスタジオの“顔”、24chのヴィンテージ『NEVE 5315』コンソールに、各ソースが立ち上がります。

「今回のメインHA & EQは、このコンソールです。が、僕は、基本的に録音でEQは使用しないので、EQに関しては、今回もいくつかのchでのローカットにしか使用していません(笑)」

音の線を細くしてしまうEQを極力避けたい、と古賀氏。
マイク、マイクプリの選択と、マイクのセッティングで基音を決め込む、“当たり前の”その手法。

「でも、このコンソールを通すメリットはありますよ。」

今回も、HAに関しては、一部リボンマイク、コンデンサーマイク以外は、この『NEVE 5315』を使用。

“コンソール”の形で残る、稀少なクラシック・NEVE(ニーヴ)卓。
この恩恵は大きいと。

ブース内。
この日、岡本優子さんと共に演奏する、2人のミュージシャン。

ドラマー:中山健太郎

ベース:寺尾陽介

両氏の自然体の反応、反射、進み行く“グルーヴ”は、岡本さんの演奏と織りを成し、楽曲に更なる色彩と生命力を与えます。

収められて行く、刹那の“音”の連続から成る、ストーリー。

「僕は、基本、32bit/96kHzで廻してますね。」

古賀氏は、CD作品の制作時でも、そのスタイルで進めている、と。

後半、ピアノの弾き語りでのボーカル録音も実施。
ボーカルのマイクには、ここ、Voltaスタジオのもうひとつの“顔”、『NEUMANN U47』が用意されました。

現在、Voltaスタジオが所蔵する、この『U47』。
なんと、“あの”、米 Sound City スタジオ(参照:映画Sound City – Real to Reel Dave Grohl監督)で使用されていた、由緒正しき品。

コントロール・ルームで聴く、その声、その表情。
圧倒的な生命力。
32bit/96kHzで残されたソースにも、その響き、その場の空気、演奏者の“ひらめき”は、確かに刻まれていました。

モノづくり。

思いを曲として形づくる者。
より高次な演奏表現を志す者。
その音を鮮度と共に記録として残す者。
そして、彼等がその行いを遂行する為に、場所、ツールをセレクト、用意し、提供する者。

人が聴く「作品」へと昇華される、その営み。

この成果が、この後、どの様な形で耳に届くのか・・・期待しましょう!

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岡本優子 Yuko Okamoto :
https://www.yukookamotomusic.com/

宮城県気仙沼市出身のピアニスト/作曲家。 幼少の頃からエレクトーンを始め、数々のコンクールなどで賞を獲得。 高校卒業後、ジャズの名門ボストンのBerklee College of Musicに入学し、在学中か ら現地のミュージシャン達との交流を深め、ニューークのカーネギーホールで自作曲を披露、またボストンシティーホールなどでフルスカラーシップのメンバーと共に演奏 するなど、様々な活躍を広げた。

大学卒業後は拠点をニューヨークへと移し、自己のバンドで 2011年、ヨーロッ パで開かれたBucharest International Jazz Competitionで世界中からの応募の中、 セミファイナリストに選ばれた。また同年9月にウクライナで行われたInternational Jazz Festivalに日本人初として出 演し、現地でも雑誌の表紙を飾るなど多くの テレビやラジオ 、メディアなどに取り上 げられ注目を浴び、2013年にウクライナ最大のジャズフェスティバルへの出演やコン サートなど、ウクライナツアーも全公演満席という大成功をおさめた。

現在、長年のアメリカ生活を終え日本に拠点を移し、その活躍は世界にむけて発進 し続けている。東日本大震災後、NYで制作したチャリティーCDアルバム『SweetHome』を発売 し、収益金を被災地でもある地元の気仙沼計8か所に寄付し地元の復興に力を注いだ。 また『Sweet Home』の収録曲でもある『Prayer』は仙台Date FM ”ともすラジオ” のテーマソングとなった。ライブや 演奏活動だけでなく、映像音楽なども手がけマルチに活躍している。

彼女の作り出す音楽は、ジャンルにとらわれない ”Yuko Okamoto”という独自のスタイ ルで、彼女の素直な想いがそのまま曲となり、その一音一音が多くの人の心を魅了している。

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古賀健一 Kenichi Koga :

福岡県出身 / レコーディング&ミックスからマスタリング、サウンドプロデュースも手がけるエンジニア。[青葉台スタジオ〜フリーランス]
【最近作】
ASIAN KUNG-FU GENERATION、amiinA、Ayasa、磯貝サイモン、official髭男dism、おおはた雄一、8otto、空想委員会、熊谷育美、黒猫チェルシー、椎名慶治、the chef cooks me、D.W.ニコルズ、MOSHIMO etc…..

 

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