AOさん、デビュー・ライブ・レポート![2018.Aug.02.マウントレーニア・ホール]

2018年8月1日、デビューアルバム『Starting Line』、発売。

阿尾茂毅 / Starting Line

M1: 遠い旅の終わりに
M2: 海辺の風のメッセージ
M3: ミッドナイトフリーウェイ
M4: 交差点
M5: Freak Out
M6: Starting Line
M7: おやすみ

品番:POCS-1721

 

62歳の新人シンガーソングライター、阿尾茂毅さん。

我々の業界では、ご存知、AOさん!ベテラン名エンジニアのおひとりです!
先日のレポートでも取り上げましたが、この度、AOさん、なんと“還暦越えの新人アーティスト”としてデビューを飾りました!
おめでとうございます!

そのお披露目ライブが行われた、2018年8月2日。
渋谷、マウントレーニア・ホール。

粛々と進められるリハーサル。
そして、愛用のテレキャスターを持ち、ステージに立つ、AOさん=阿尾茂毅さん。

阿尾さんのデビューアルバムで、楽曲のアレンジを手掛けた、キーボード奏者:吉野ユウヤさんをバンド・マスターとした、強者揃いの本日の阿尾さんバンド。

吉野ユウヤ / Key. (バンド・マスター)
湯浅 真 / Gt.
並川知靖 / Gt.
石田 純 / Ba.
平里修一 / Dr.
村上 通 / Key.

AOさん含め、ステージには豪華、7人のミュージシャンが!

ステージには、楽器が沢山!

吉野ユウヤさんのキーボード・セット

湯浅 真さんのエレクトリック&アコースティック・ギター・セット

並川知靖さんのE.ギター・セット

石田 純さんのエレクトリック&アコースティック・ベース・セット

平里修一さんのドラム・セット

村上 通さんのキーボード・セット

素敵です!

そして、本日のAOさんの機材は・・・

ギターは2本。
まずは、ご愛用のブロンド・カラー・Fender Telecaster

そして、使い込まれたビンテージ感がかっこいい、GUILDのエレアコ、S4CE

足元には・・・

今回のライブを機に新規導入された
FRIEDMAN BE-OD
そして、
BOSS Blues Driver BD-2
ボリューム・ペダルに
ERNIE BALL VP JR.。
GUILD用D.I.には、Radial J48が用意されています。

ギター・アンプには、

Peavey Classic30
をスタンバイ。

そして、ボーカル用マイクには、

SHURE 565SD

前回のライブから、マイクを替えられたのですね?
「フレディ・マーキュリー、だよね(笑)」

キラキラ光るそのルックスも、本日のハレの舞台に華やぎを添えています!

そのサウンドを ホール後方でまとめる、この方。

今回も、PA席には、もうひとりのAOさん、阿尾靖子さんの姿が。

順調にリハーサルを終えた、本日の主役のAOさん。

「いやぁ、楽しい!」

緊張感は、見られません(笑)

会場には、たくさんのお花も。

そして、阿尾さんの唄を聴きに、多くの人々が集まり始めます。

迎えた19:00。

シンガーソングライター:阿尾茂毅さん、デビューライブのスタート!

ステージ中央には、“白い”阿尾さん!

一曲目は、デビュー・アルバムに収録されている「交差点」

エンジニアとして歴を重ね、いくつもの大きな仕事に関わってきたAOさん。
「まだ、やり残したことがある。」
かつての夢であった「アーティスト、ヴォーカリスト」になる夢。
還暦を前に、思いを決め、デビューに向けて着々と準備を進めてきた3年間。

3年前に阿尾さんがデビューを直訴(?)した、某プロデューサーさんは振り返ります。
「とにかく、3年、やってみましょう、と。」

曲を書き、歌い、ライブを重ね、そして、迎えたこの日。


MCでは、エンジニアとしての経歴をスタートした、名門スタジオ時代のエピソードも。

「営業時間外に、有志とスタジオを使わせてもらって・・・」そこで様々な技術が蓄積された、と。
「誰が数えていたのか、最終的に、累計で1000時間以上も使っていたらしく・・・(笑)」時間外でのスタジオ使用累計時間です(笑)

「このマウントレーニア・ホールは、元々、映画館で・・・
音響技師らしい目線のMCもはさみながら、アルバム収録曲以外の曲も織り交ぜられ、ライブが進みます。

中盤で用意された、アコースティック・セット。


ウッドベース、キーボード、2本のアコギ・サウンドのシンプルな音の中、“白い”阿尾さんが、幻想的に歌を綴ってゆきます。

「はじめて作詞した曲です。」
デビューアルバムに収録されている、「おやすみ」

しっとりとしたところで、再び、フルバンドによるフルスロットルなライブが再開!

生き生きと、瞬く間に駆け抜けてゆく、楽曲の数々。

そして・・・

「あ、最後の曲だ!」

会場からの
「え~!?」
の声に、

「あぁ、気持ちいい!」

フレッシュな喜びを見せる、新人アーティスト、阿尾さん(笑)
最後の曲は、アルバムのタイトル・チューン、「Starting Line」
会場は、大盛り上がり!

「アンコール!アンコール!・・・」

呼び出された阿尾さん、自身の立ち上げたレーベル「60 or Five to Seven」の赤いTシャツを着用し、再登場!

ソロで1曲、歌い終えた後、

「本日、ステージを支えてくれた・・・」
モニターさん、舞台さん、レーベル関係者等々への感謝を述べる、阿尾さんらしいMC。

「そして、PA席の・・・」
もうひとりのAOさん、靖子さんを紹介!
「いい音だったでしょ!?信頼してます!!」

そして、
「新人アーティストなので、曲が無いんです!(笑)」
としながら、
「あと、一曲だけ!」
デビューアルバムのオープニング曲であり、今の阿尾さんを代表する楽曲のひとつである「遠い旅の終わりに」を披露。

大歓声の中、アンコール2曲を含む、全15曲の阿尾さんデビュー・ライブ、完遂!

ステージを降りた阿尾さん、

「楽しかったぁ!」

バンド・マスター吉野ユウヤさんと、駆け付けたITSUKAさん、存分にデビュー・ステージを楽しんだ、阿尾茂毅さん!

今後のますますのご活躍を!

■■■阿尾茂毅 デビューコンサート■■■

M01 交差点
M02 君のところへ
M03 ミッドナイトフリーウェイ
M04 End of Summer
M05 想いのままに
M06 そしてこの街で
M07 トワイライトステーション
M08 道くさ
M09 おやすみ
M10 Freak Out
M11 海辺の風のメッセージ
M12 この星の片隅で
M13 Starting Line

EC1 Run all the way
EC2 遠い旅の終わりに

[2018.08.02.Thu. マウントレーニア渋谷]

PS:

終演後、PA席の靖子さんに・・・

— お疲れ様でした!
「ホントは、信頼できる知り合いの方におまかせして、ゆっくり客席で見たかったんですけどね(笑)」

 

(レポート by S.N.)


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