約40年ぶり!本物のアナログサウンドを生み出すRoland TR-1000 RHYTHM CREATOR が登場!
TR-808、TR-909他、音楽そのものに影響を与える程の名機を生み出してきた世界に誇るブランド「Roland」が遂に”本気”を出してきました!待望のアナログサウンドエンジンを内包した現代に送る最強のリズムマシンとは!?

ここ数十年の間、オリジナルのアナログTRシリーズをオマージュした多種多様なアナログリズムマシンが登場し、昨今では安易にコピーしたような機種もある中、本家であるRolandはあくまで過去の焼き直しはしないとして、現代のデジタルテクノロジーによる再現と進化にこだわられてきました。
そうした姿勢は貫いたまま、現代の音楽に向けたRolandからのリズムマシンのアンサーとして打ち出す用意が整ったからこその、満を持しての「アナログ音源搭載」に至ったのだと思います。 それだけの構成とパワーを持った機種に仕上がっていますので、主なポイントをご紹介していきたいと思います。

ポイントその1:アナログだけじゃない!デジタルも重ねられる全方位サウンドエンジン
ピュアアナログとしてTR-808、TR-909から16の回路を厳選。オリジナルの設計に基づいて現代の部品で忠実に再現されており、いわゆるオリジナルのTR-808、909サウンドは極めて高いレベルの物を得る事が出来ます。試聴時に実際試してみた所、部屋を揺らすレベルのアナログパワーが感じられました。クラブのフロアで鳴らしたらどうなってしまうのか試してみたい所です。
しかしこれだけではありません。デジタルサウンドエンジンとしてこれまでのAIRAシリーズで培われたACB(Analog Circuit Behavior)、さらにはFM音源、PCM音源、サンプラーまで搭載しており、デジタルによるサウンドとピュアアナログ音源を重ねる事も出来るのです。
この音を重ねられる事がミソで、多様な音源を加える事で、音に厚みだけでなく、彩り、変化も多彩に加えられ、凄まじい自由度を感じさせてくれます。もちろんドラム、ベースに限らず上ネタにも範囲は広がります。
なるほど、これならアナログの太みと荒々しさは活かしつつ、これまでに無い音作りが出来ると実感が得られました。このアナログ以外の音源も素晴らしく良い音をしていますので、様々な組み合わせ、変化を試してみていただきたいですね。

ポイントその2:出音を太く鋭く活かすアナログフィルター&アナログドライブ!
アナログで作られた音にデジタルのフィルターをかけたのではもったいないですよね。
TR-1000には新開発のアナログフィルターを搭載しており、素材を活かしたキレ味の鋭いフィルターワークが可能になっています。発信させる時にもスピーカーを吹き飛ばさないように気をつけながらツマミをコントロールしていました(笑)
そしてサチュレーション効果を得られるアナログドライブも搭載しています。音に汚しを加えつつ、クラッシャー、アイソレーター、フランジャー、スキャッターその他、各種のデジタルエフェクトで奥深い仕上げが可能になっています。

ポイントその3:豊富な入出力I/O&外部機器&PC接続!
ハードウェアの重要なポイントとして挙げられるのが入出力系統ですね。「TR-1000」にはプロ仕様の豊富なI/Oが設けられています。

メイン出力となるMIX OUTの他、ピュアなアナログサウンドを出力する事が出来るANALOG FX OUT、トラック別に出力するINDIVIDUAL OUT兼アナログトリガーとして機能するTRIGGER OUTを搭載。

外部アナログ機器等と接続する為のTRIGGER/CV入出力端子

エクスプレッション/フットスイッチに対応したPEDAL CONTROL端子。昔ながらのMIDI入出力/DIN SYNC。そしてUSB-C接続によるPCとの接続にも対応しています。
USB-C接続ではマルチチャンネルのオーディオインターフェースとなり、各トラックをマルチレコーディングする事も可能です。専用エディター/ライブラリアン「TR-1000 App」を用いればPCやMacの大きな画面上で音作りやライブラリとして活用する事も可能になります。


アナログ出力の出音を活かしたライブ&クリエイトの強みを持ちつつ、外部機器との接続、そして制作に高い利便性を持つUSB-C接続にも対応した現代の環境に全対応した構成となっています。
音作り、曲作りにパフォーマンスと全て「TR-1000」を起点にしてインスピレーションを広げていける「コア」としての力を持ったマシンと言えるでしょう。


おすすめポイントその4:指紋がつきにくい剛性抜群のボディ!
こうしたリズムマシンの類に限らず、ハードウェアで気になる方が多いのがボディの「指紋の付きやすさ」ですね。光沢のあるボディに触るとそのまま指紋が残ってしまうという機種も多いのですが、この「TR-1000」ではマットなカラーリングで指紋が付きにくい印象です。サラサラして気持ち良い質感です。また、表面的な素材だけでなく、長期間の運用に耐えるようアルミパネル・スチールシャーシを用いて設計されたボディもしっかりとした安定感があり、過酷なプロシーンでの運用も想定されている事が伺えます。どっしりとしてボディがフラフラせず、しっかりとプレイに集中出来るように感じました。
ちなみにユニバーサル電源とファンレスの熱設計が施されている為、こうした機器によくある「フィーン」というファンの音がうるさいという事もありません。プレイヤーの事を本当によく考えられたハードウェアに仕上がっていると思います。
「TR-1000」は他にもおすすめ出来るポイントや機能が多数あるのですが、非常に広く深い機種の為、上記の要素を含め、主なおすすめ要素を一覧掲載させていただきます。
- リズム・マシンとして約40年ぶりにアナログ音源を搭載。TR-808、TR-909から厳選した16種の回路を受け継ぎ、新たに開発されたエンジンは、パラメーターの新規追加や設定幅の拡張で、ヴィンテージ・サウンドはもちろん現代的で新しい表現も実現
- 新次元の808、909サウンドを目指してサーキットベントを施した21種類の8Xと9Xモデルを含む、多彩なサウンドを網羅したACBモデリング・エンジン
- ベース・ラインやシンセ・トーンなど、あらゆるデジタル・テクスチャーを生み出すFM、VA、PCMエンジン
- 進化したサンプラーは、ステレオ・サンプリング、リサンプリング、BPM 同期、タイムストレッチや非破壊スライス編集に対応。2,000種以上のサンプルを内蔵するとともに、内部ストレージのユーザー・エリアに46GBをスタンバイ
5. 次世代のTR-RECステップ・シーケンサー。オフグリッド設定、サイクル、ローテーション、トラック/ステップ毎のスタート・タイミング、トラックの再生方向、モーション・レコーディング、プロバビリティに対応 - 4つのレイヤー・トラックは、2つのジェネレーターを重ねた音作りを可能にするとともに、シーケンス機能も拡張
- 新開発のアナログ・フィルターとアナログ・ドライブを備えたステレオ・アナログ・エフェクト。外部入力のルーティングにも対応
- 直感的なパフォーマンスを演出する、MORPHスライダー、スナップ・ショット。リズミカルなプレイを実現するステップ・ループ
- 接続性が広がるオーディオ入出力端子群。ステレオ・ミックス出力、インディビジュアル・インストゥルメント出力、アナログFX出力、外部機器接続用のデュアル・モノ/ステレオ入力を装備
- シームレスなセットアップを実現する、MIDI入出力、TRIGGER入出力、DINシンク、CLOCK出力、FILTER CV入力
- エクスプレッション・ペダルまたはフットスイッチ対応のコントロール入力
- USB-C接続のマルチ・チャンネル・オーディオ/MIDIインターフェース機能
- Roland製MIDIコントローラーの接続や、アップデート、バックアップ/リストア、サンプル・インポート/エクスポートのためのフラッシュ・ドライブ接続に対応したUSBデバイス・ポート
- 頑丈な金属筐体、耐久性を備えたコンポーネント
- macOSおよびWindowsに対応した、無償のスタンドアロン・エディター/ライブラリアンTR-1000 App
「Roland TR-1000」は10月11日発売! 渋谷・鍵盤堂でも展示予定の為、是非お試しください!
(※お陰様で大変な人気となっており、注文が殺到している事から展示品までご用意が出来ない見通しとなりました。申し訳ございません。次回入荷は2026年以降、いつになるかは未定の状況です。)
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■Roland TR-1000 RHYTHM CREATOR

■渋谷・鍵盤堂 店舗情報
