至高のステージピアノ「KAWAI MP11&MP7」試奏レビュー

こんにちは、鍵盤堂 中山です。

今回は超おすすめのステージピアノをご紹介したいと思います!

数々の本格的なステージピアノを輩出したきた「KAWAI」でも毎度好評のMPシリーズの新モデルです。

KAWAI MP11

最上質のアクション機構(木製鍵盤)と最新音源を搭載したハイスペックモデル


mp11

KAWAI MP7

高音質エフェクト搭載、多彩なパフォーマンスを発揮できる軽量コンパクトモデル

mp7

 

■本格的なアコースティックピアノに迫る、極上のピアノタッチ!

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「KAWAI MP11」の鍵盤は「グランド・フィール・アクション」を搭載しており、
鍵盤先から支点までの長さを今までのモデルより延長し、グランドピアノと同じ長さにしたことによって、より本格的で自然なタッチに仕上がっています。

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ピアノっぽさを追求する真摯な姿勢が技術にも現れていますよね。

実際に弾いてみると、鍵盤が微妙な強弱の表現をキャッチしてくれるので、ピアノの腕が試される?(笑)ほどのクオリティになっています。横から見ると、木製鍵盤というのがわかりますね。

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では「KAWAI MP7」の鍵盤はどうでしょうか?
MP11に比べて、筐体は11Kgも軽くなっています。
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そうなると心配になってくるのが筐体が軽くなった分「鍵盤タッチ」がどこまでリアルなのかということ。「MP7」は従来の「レスポンシブ・ハンマー・アクション」をさらに進化させた最新のアクション機構「レスポンシブ・ハンマー・アクションII」を搭載しています。

この鍵盤はデジタルピアノのシリーズでも好評のタッチで、演奏時には違和感は無くむしろビギナーな方には弾きやすいタッチという印象を受けました。軽量モデルの抱える問題「不自然なタッチ」とは無縁です。

 

■タッチも凄いけど、音も凄い

試奏している時に、気づいたら、ピアノの音ではクラシックばかり弾いていましたが、
グランドピアノの魅力を最大限引き出せるモデルだからこそ!自然にフレーズが出て来ました。特に音色は「CONCERT」ピアノで、リバーブは「CATHEDRAL」でMAXにすると本当に演奏に酔えます。

トリルや連打、色々試してみましたが、硬質なハンマーアクションの再現がここぞというところで生きています。鍵盤に当たるハンマーの音やダンパーレゾナンスの再現もしっかりしてます。この辺りはヘッドフォンでじっくり聞かれることをお薦めします。

その音の良さの秘密は「HI-XL音源」!

本物のグランドピアノに限りなく近づける努力の結晶ですね!
しかもこれは最大同時発音数256音というデジタルピアノ最高クラスの性能を備えているのです。

じっくり試されたい方はお気軽に声をかけてくださいね!

 

■エフェクト切り替えの素早さ

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ライブパフォーマンスでエフェクトを切り替えたいときなど、便利!

他社のモデルと比較すると、演奏していて気づいたのですが「エフェクト」の切り替えがしやすいんです!ON/OFFも各パートが明確に分かれているのでピアノを弾く時、エレピ、ストリングス等の他の音色を弾く時と気分によって選択可能です。

リバーブは一切かけずに、アップライトでしっとり素朴な感じで弾きたいという時にも素早く変更出来ます。
これって重要ですよね、細かなニュアンスも逃さないのも重要なのですが、場面がガラッと変わった時にそれに対応できるかできないかでステージピアノの良し悪しは変わってくるんです。

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ここまで絶賛してしまうほど、、、、良い!です。
お世辞抜きです笑。

じゃあ実際にどっちのモデルを選んだらいいのか?という質問が飛び交いそうですが、音色数を見てみると「MP11」は40音色、「MP7」は256音色と圧倒的に差があります。

「MP7」ではドローバーコントロールも可能なオルガン音色やシンセ、ブラス系など多彩な音色がたくさん入っていますので、オールジャンルカバーしたい方はこちらのモデルが良いと思います。

選び方のポイントはピアノの音以外の音色を使うかどうか、他の自分が持っている機材にプラスするとどういった雰囲気になりそうか。。。。等、実際に自分が使うシーンをイメージして選ばれると良いと思います!

世界では主に欧州で人気の高いモデルだそうですが、日本でも人気急上昇中です!

以上、中山でした!

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