アコーディオンを始めたい!おすすめ入門モデル

今回はピアノ鍵盤タイプを中心に、なるべく予算を抑えつつ、しっかり練習できるアコーディオンの入門モデルをご紹介します。

その1 ★ロングセラー定番入門用アコーディオン TOMBO GT-60B

長年親しまれてきた超定番モデルです。

右手は34鍵盤、左手は60ベースと決して音域としては広くはないですが、これからアコーディオンを始める方が習得すべき基礎を学ぶには十分な音域とも言えます。

右手には音色(音域)切り替えのレジスタースイッチも設けられており、M.M.L 3列リードセットで音色を変化させる事も出来ます。

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★TIPS リードセットの表記の意味とは?

M=真ん中の音域

L=Mよりも1オクターブ低い音域

H=Mよりも1オクターブ高い音域

つまり、M.Mとなった場合は真ん中の音域で2枚のリードが同時に鳴る事になります。ただ、全く同じ音ではなく片方のMリードのピッチを僅かにずらす事でアコーディオンでよく聴かれるシャラシャラとした波のある音になります。M.M.Lとした時は3枚同時にリードが鳴り、真ん中2枚に加えて1オクターブ低い音を混ぜる事が出来るのでより厚みのある音になります。Hリードが入っている楽器は基本的に大型の楽器が多くなりますので、入門用の楽器には入っていない事が多いです。これらのリードセットの組み合わせを切り替えるレジスタースイッチは楽曲に応じた音域や表情に変化を加える事に役立ちます。

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「GT-60B」は落ち着いた音色で耳に優しく、ほどよく哀愁も感じられる音に仕上がっています。

あくまで入門用の為、高い精度を求める楽器ではありませんが、アコーディオンの基礎を学ぶ期間に於いては相棒として活躍してくれる事でしょう。

パール柄ではないオーソドックスなホワイト/ブラック鍵盤を採用

左手ベースは60ベースと音域は限られながらも、入り組んだ楽曲でなければ十分に対応が可能な配列。横軸で一番上と2番目の列は単音ベース、3列目~6列目はメジャー、マイナー、セブンスのコードが押さえられるようになっています。ディミニッシュコードの列は非搭載となっています。

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TOMBO GT-60B CGP(コスモグレーパール)

TOMBO GT-60B PRP(パッションレッドパール)

その2 ★定番を超える充実の装備!Parrot 37K96BS BK 国内限定モデル

トンボ楽器程ではありませんが、中国で長年アコーディオンメーカーとして地位を築き、以前から日本でも見かける事はあった「Parrot(パロット)」社の入門用アコーディオンです。

価格はTOMBO GT-60Bに近い価格でありながら、入門用アコーディオンとしての装備はより充実した物となっています。

まず右手側の鍵盤数は37鍵盤(G-G)となっており、34鍵盤では若干足りないと言われる音域をカバーしています。鍵盤はこちらもオーソドックスなホワイト/ブラック鍵盤を採用。

リードセットはGT-60Bと同様M.M.Lの3列リードセットですが、レジスタースイッチの数は7個とGT-60Bよりも2つ多くなっています。これは高音域と低音域の鍵盤で演奏している時の手のポジションが変わる為、どちらのポジションからでも音色が切り替え易いように同じレジスタースイッチが用意されています。

左手のベースボタンは96ベースとなっており、基本的な左手ベースの音域を全てカバーしています。

GT-60Bの60ベースと比べると音域が広い事に加え、DIm(ディミニッシュ)のコードを押さえられるのが大きなポイントです。アコーディオンの定番の楽曲でも登場する事はある為、付いていると安心ですね。

そして左手側にもレジスタースイッチが付いている為、左手ベースの伴奏部の音色調節が可能なのも大きな魅力です。曲調に合わせて右手だけでなく左手も調節出来た方がより表情が豊かになります。

GT-60Bとの価格差はそこまで大きく無いにも関わらず、音域や装備はお値段以上に強化されている設計となっています。

音色の性質としてはGT-60Bと同様、優しく、哀愁も感じられるようなキャラクターとなっています。

カラーは現状ブラックのみですが、本国にはない日本限定仕様として製造されています。

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・無地ロゴ仕様
・442Hzチューニング
・当店1ヶ月保証付

・無地ロゴ仕様
中国メーカーでは中国語をベースにしたローマ字ロゴが付くのが一般的ですが、あえてそのロゴを付けず無地ロゴ仕様としています。
ロゴが与えるイメージを無くし、聴衆にも演奏に集中していただけるデザインとなっています。
また、お好みでステッカー等のデコレーションを行うスペースとしてもご利用いただけます。
ECサイト等に安価なロゴが付いていない物も出回っていますが、そうした物はそもそもブランドを付けられるような品質の物ではないという事です。

・ 442Hzチューニング
中国製アコーディオンでは一般的に440Hzチューニングが施されている事が多いですが、当モデルは一般的なイタリア製と同様442Hz基準のチューニングが施されています。
ピアノのような高精度のチューニングは楽器の特性上難しいですが、イタリア製の楽器とアンサンブルで合わせた時に基準そのものがズレているという事は無くなる為、合わせ易くなります。

・当店1ヶ月保証付
前提としてイタリア製とは基準が異なる為、高精度なご要望に応える事は楽器として難しいですが、通常動作の範疇については選任調律師が常駐する当店にてサポート致します。
保証期間以降も、修理・調整についてはお気軽にお問い合わせください。

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定番を超える充実の装備。これから始める方におすすめの入門用アコーディオンです。

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Parrot 37K96BS BK 国内限定モデル アコーディオン 37鍵盤 96ベース M.M.L

その3 ワンランク上の入門モデル!New Parrot 37K96BS PW パールホワイト 国内限定モデル

その2でご紹介したParrotアコーディオンは長年作られてきた定番仕様の物ですが、これを一新してハイグレードな中国製モデルとして登場したのが「New Parrot」シリーズです。

アコーディオンにとってグリルデザインはメーカーのシリーズを表す個性となっており、他のメーカーが同一のデザインを用いる事は基本的にありません。

New Parrotになり、従来のParrotシリーズからはデザインも一新され、異なるシリーズである事が示されています。そして、ただデザインを変えるだけでなく、音抜けの良さにも配慮されています。

下の写真のように「New Parrot」ではグリルが透けるようなデザインが採用されており、網目の箇所を広くする事でより音抜けが良くなる設計になっています。

内部の楽器としての構造や質も見直されている事もあり、その音色はよりクリアで伸びやかなキャラクターに仕上がっています。

鍵盤数は37鍵盤96ベースM.M.L仕様の為、従来のParrotとスペック上の変化は分かりづらいかもしれませんが、その質がさらに向上したという認識でご覧いただければと思います。スイッチ類も何処かイタリア製を彷彿とさせるデザインになっており、より高みを目指す楽器として製作されている事が伝わってきます。

細かな変化ながらも左手ベース側のレジスタースイッチには目印が設けられ、より感触で位置が把握しやすい設計に改善されています。

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New Parrot 37K96BS PW パールホワイト 国内限定モデル アコーディオン 37鍵盤 96ベース M.M.L

その4 なんとマスタースイッチを装備!フルサイズ入門モデル New Parrot 41K120BS BK 国内限定モデル アコーディオン 41鍵盤 120ベース H.M.M.L

その3でご紹介したNew Parrotシリーズの為、従来よりも高い品質を目指すシリーズでありながらもフルサイズのリードセット、レジスタースイッチに加え、なんとマスタースイッチまで搭載したフル装備モデルとなっています。

リードはH.M.M.Lの4列リードセットとなっており、Mリードよりもさらに1オクターブ高いHリードが入る事により、Hリードを用いたより繊細な表現をしたり、4列同時に鳴らし全体の厚みを加えたり、組み合わせのバリエーションで様々な音色を表す事が出来るようになっています。スイッチの数も11個に増えていますが、重複はなく全て異なる組み合わせとなっています。

さらに特筆すべきはこのマスタースイッチを装備している事です。効果としては上の画像のレジスタースイッチ真ん中の「MASTER」と書いてあるボタンを押したのと同じ効果となります。しかし演奏中で盛り上がるぞーという瞬間に狙ってこのレジスタースイッチを正確に押すのは大変ですし、鍵盤からも一度手を離さなければならなくなります。この演奏上の問題を解消してくれるのがマスタースイッチとなります。

例えばAメロはMリード1枚、BメロはM.Mリードで2枚、そしてサビはH.M.M.Lで一気に4枚同時に鳴らし盛り上げようとした時に、このマスタースイッチのバーを押せば他のどのレジスタースイッチを選んでいる時でも一発でH.M.M.Lの最大のリードセットに切り替える事が出来るようになります。また押す方法としても指先で押すのではなく、演奏中の右手の掌で押して変えられる為、ポジションを大きく離れる事なく操作が出来るのも大きなポイントです。

何故ここが特筆すべき点かというと、この価格帯でマスタースイッチが付いている事はほとんど無く、他社の41鍵120ベース仕様であっても、マスタースイッチが付いていなかったり、4列リードセットにもなっていない事が殆どです。この価格でこの装備は破格と言えるのではないかと思います。

音抜けに配慮されたグリルデザインは同様に採用。中のキースイッチがうっすら見えているのがお分かりになるでしょうか。演奏している時はこのスイッチがメカニカルに動くので演奏者はほぼ見えませんが、近くで見ている人には楽しい演出となる事でしょう。

左手のレジスタースイッチも組み合わせが増えて、様々な音色表現が出来るようになっています。

右手側とのバランスに配慮したり、Hリード同士でか細いキャラクターを表現したりと音作り、演出の幅が大きく広がっています。

入門用アコーディオンの中でも幅広い音域、装備を最大限持って可能な限り幅広い楽曲に対応できるようにしたいという方には特におすすめのモデルとなっています。

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New Parrot 41K120BS BK 国内限定モデル アコーディオン 41鍵盤 120ベース H.M.M.L マスタースイッチ付

その5 「ネオ・イタリアン」という新機軸!イタリア製に限りなく近い存在RONNIE Jubilate96 BK 国内仕様 37鍵盤 96ベース M.M.L ピアノ式

中国製とイタリア製では楽器として音色や質にどうしても差が生じるのが通例とされてきましたが、この「RONNIE」はその常識を打ち破る新たな新機軸を持って誕生しました。

主要なパーツはイタリア製の物を使用し、製造は中国で行われる、ネオ・イタリアンとでも呼びたい新しい発想のアコーディオンです。

Jubilate96はM.M.L3列リードセット、37鍵盤/96ベースのベーシックな構成の扱い易い中型アコーディオンですが、先程までのトンボやParrotと比べると細かな点でレジスタースイッチがイタリア製の物になっている事に気付く人もいるでしょう。鍵盤やベースボタンも同様で、イタリア製をご存知の方にはほぼ同等の感触を得ていただけると思います。

そして大事なのが、音色ですね。楽器としてのアイデンティティーに関わるこの点も限りなくイタリア製に近い物となっています。

現在イタリア製でこの仕様の楽器を作り日本で販売した場合、100万円以上の価格になる事は容易に見込まれる中、このRONNIEは半額以下の価格に抑えられています。

イタリア製の音色が出せる楽器は欲しいけれど手が出ないという方も、イタリア製に限りなく近いこのRONNIEであれば十分にそのエッセンスをもって演奏に臨んでいただけると思います。

どんどん高嶺の花になっていくイタリア製アコーディオンと求める質とは異なる中国製アコーディオンの間でお悩みの方へ新しい選択肢としてご提案したい「RONNIE」。是非鍵盤堂店頭でご覧ください!

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■店舗情報 鍵盤堂