1ランク上にステップアップ!イケベのおすすめ機材【ステージピアノ編】
鍵盤堂スタッフの安部です!
今回は普段であれば皆様から選ばれ易い「現実的な選択肢」から、一歩踏み込んで、1ランク上の楽器・機材をご紹介していきたいと思います!
【ステージピアノ編】と題しまして、今回ご紹介するのはこちら!
DEXIBELL VIVO S9
~鍵盤界のフェ●ーリを目指す!イタリアンブランド~
設計から製造まで全てイタリア国内で行われています
いきなり大きく出たな!と思われるでしょうが、いや、確かにフェ●ーリは大きく出たなとは思いますが・・・
ただ、メーカーの背景、商品の特性を知っていくと、あながち外れてはいない志なのだという事が分かりました。
メーカーの背景については当社特派員によるこの記事が詳しいので是非ご一読ください。イタリアの工場視察も行っており、現地の雰囲気も感じられると思います。
↓
【イタリア・DEXIBELL現地レポート】Part1:ステージピアノの本命現る!?
正直↑の記事を読んでいただければ、何が凄いかは全てご覧いただけると思いますが、あえて、私がおすすめするポイントをご紹介します。
おすすめその1. キラキラしないヤ●ハのピアノの音がする!
こんな事言って大丈夫なのかという所ですが、あくまで個人の見解としてご容赦ください(汗)
本体に収録されているプリセット音色に「Japan」と名前の付いた物があります。
これはもうあれですね、「ヤ●ハ」のピアノをサンプリングしています。
この音色を弾いてみると意外な感覚に襲われました。
「なんだか懐かしい」
そう、最近のヤ●ハのステージピアノに収録されているグランドピアノの音色は現行の「CFX」を収録していますが、このDEXIBELLに収録されているピアノは「CFIII」系統なんですね。
「CFX」の音色は全般的に煌びやかな印象を受けますが、その音に慣れてきた中で、あまりキラキラしない「CFIII」系統の音を聴くと、大分落ち着いた印象を受けます。
昔から「CFIII」系統に馴染んできた方には、ホッとするような印象を受けるかもしれません。
今回のこのDEXIBELLL VIVOのポイントはこの「なんだか懐かしいCFIII」系統のピアノが「T2Lモデリング」で再現されている点にあります。
簡単にまとめると
1. 24bit48kHzのハイリゾ音源
2.同時発音数無制限
3.最大15秒の超ロングサンプリング
というゴージャスなクオリティで!
ハードウェアで!
CFIII系統のヤ●ハのピアノが弾けるんです!
現状他にこんな事をやっているステージピアノはないでしょう。
もちろんスタ●ンウェイが代表的な音色には入っており、ヤ●ハとは異なる雰囲気でお楽しみいただけます。
さらに最上位モデル「VIVO S9」では「FATAR社製 TP-400W鍵盤」という木製とプラスチックのハイブリッド型の鍵盤が用いられており、湿度や気温による変化を受けにくく耐久性も高い、ステージピアノに必要なタフさと、木製鍵盤の持つ自然なタッチ感を実現しています。
FATAR社製 TP-400W鍵盤
ハードウェアのステージピアノの強みはその「一体感」にあります。
どんなに良い音を収録しても鍵盤やシステムとぼマッチングが出来ていなければ、人間の演奏に呼応しきれる物ではありません。
ハイリゾ音源×無制限同時発音数×鍵盤のタッチが三位一体となって、プレイヤーと聴衆の五感に訴えかける訳です。つまり良い「楽器」なんです。
おすすめその2. 初のドローバーによるオルガンモーフィング!
「VIVO S9」の衝撃的なギミックの一つが、ムービングフェーダー搭載ですね。
ステージピアノにムービングフェーダーですよ?
相当な気合いですよね。
「T2L」音源ではもちろんオルガンもハイクオリティですが、そこでは満足せず、コントロール周りにも革新性が表れているのです。
ドローバーをムービングフェーダーで動かすとどうなるのか。
一般的にオルガンにはエクスプレッションペダルが用いられ、そのコントロールされる対象は大体「ボリューム/エクスプレッション」になる訳です。
この場合、オルガンの全体の音量を上げ下げしている事になります。
しかしこの「VIVO S9」ではドローバーの位置をメモリー出来る為、[MORPHING]端子にエクスプレッションペダルを接続すれば
ドローバー Aの設定 ⇔ Bの設定
のように記憶させておいた特定の位置までクロスフェードしながら変化させる事が出来るのです。
百聞は一見に如かずで、こちらの動画をご参照ください。
つまり、ドローバーは普通指を使ってその位置まで動かさなければいけませんが、これをペダルで動かせるんです!
設定次第で普通のボリュームコントロール的にも使えますし、ドローバーで倍音単位で音量を変化させられる訳ですね!マニアック!!
※普通のエクスプレッション端子も設けらている為、一般的な音量コントロールも可能です。
これにより今までに無いナチュラルな音色・音量変化が得られるようになり、オルガン演奏の魅力をもう一段引き上げてくれるような印象を受けました。
おすすめその3. 海外の空気感を感じされるサウンド!他プレイヤーとの差別化!
日本のメーカーのステージピアノは勿論世界的にも評価が高く、安定性も良く、良い意味で誰が使っても無難な物ではあります。
ですが、中には人と同じではつまらないと感じる方もいるでしょう。
これは感覚的な物で、皆が皆同じ印象を受けているとは思いませんが、日本メーカーと海外メーカーでは音作りのキャラクター感が異なる印象を受けています。
日本のメーカーが持つ全体的にハイファイでフラットなキャラクター感に対し、海外メーカーは少し重心が低めで、素材が真っ直ぐ伝わるような音作りが行われていると感じています。
これが日本とは違った臭いとして独特な印象を与えているのではないかと思います。
海外勢の中でも日本でよく知られ、広まっているのは「Nord」ですが、長年愛されてきただけにメジャーな立ち位置に入るブランドだと思います。
「DEXIBELL」はバックボーンにこそ歴史はありますが、音の素材やシステムは全く1から立ち上げており、ブランドとしてはニューカマーのポジションです。
”質が高いのに、まだあまり知られていない”
ここが、人とは違った物で、質の良い物が欲しいという方に、是非おすすめしたいポイントです。
今ならまだ「先駆者」ポジションもあるかもしれません(汗)
海外ブランドではありますが、日本の正規代理店が付いており、サポートも安心です。
通常2年間の保証が付いている上に、DEXIBELL公式ウェブサイト上から製品登録を行っていただければ、延長1年で合計3年の保証も受けられます!
1ランク上なだけに、ちょっとお高いモデルではありますが、予算が出る!という方には超おすすめの逸品です!!
是非是非ご検討くださいませ~。
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