ASTON MICROPHONES、ちょっとイイ話。~マイクロフォン編

2016年秋、遂に日本への本格上陸を果たした英国ブランド、ASTON MICROPHONES / アストン・マイクロフォン

“誰にでも購入しやすい”プライスで、最大限のパフォーマンスを発揮するコンデンサーマイク群、OriginSpirit
誕生以来、瞬く間にレコーディング常備ツールとしてその地位を確立した“リフレクション・フィルター”の新生代モデルHALO

日本でのリリース間もない10月某日、ブランドの創設者、James Young氏がパワーレックに緊急来店!製品の他社と異なる特徴や開発ストーリを聞かせて頂きました!
james_young_aston_microphones_power_rec_ikebe
まずは、『Origin』、『Spirit』の2つのマイクロフォンについてのあれこれ。

この2つのマイクロフォンの最大の概観的特徴となっている、グリル部について。
この細かなメッシュ。
Aston_microphone_mesh
ステンレススチールで形成されたこのメッシュ、一般的な“グリル”とは何が異なるのか?
一般的な“グリル”では、縦横に交差する定期的な「網の目」が不要な響きを誘発すると。
一方のAstonのメッシュは、細かなステンレススチール繊維がランダムに重なり、層を形成、特定周波数の鳴きを排除し、更に、きめ細かなメッシュ層がPOPスクリーンの役割を果たします。
更に、こちらのメッシュグリルは、他マイクロフォンでは見落とされがちな電磁波に対しても、“耐電磁波シールド”として機能していると!
そして更に、ステンレススチールのメッシュ部は、ユーザーにより着脱可能!→“洗えます”とのこと!(笑)
Aston_Spirit_Power_Rec

そして、そのメッシュの外側、波型のハニカムガード部。ここは、以前にもレポートした通り、かなり自在に“変形”します!不意の打撃時も衝撃吸収&凹みっぱなしは無し!(笑)
Aston_Microphones_honeycomb_grill

更に、ボディも相当に頑丈!一見すると朴訥にも映るそのボディも先進の技術で表面加工が施され、金属の棒で少々打ちつけても傷付かないほど!<James氏は、実際に、我々の目の前で、鉄の棒でマイクを叩いてみせてくれました(笑)もちろん傷は無し!(笑)
Aston_Microphones_Spirit

そして、相当な干渉機能を有する内部ダイアフラム・サスペンション構造。
ASTONマイクは、別途のサスペンションを使用せず、直接マイクスタンドに取り付けての利用が可能!

続いて、内部回路。
単一指向性の『Origin』。
指向性切替装備の『Spirit』。

当然、ダイアフラムの差は出てくるものの、この両者、相当サウンドが異なります。
『Origin』は、ストレートなダイレクト感溢れるはつらつとしたサウンド。
『Spirit』は、しっとりと落ち着いた、上品なナチュラル・サウンド。
兄弟モデルとはいえ、ここまで違うとは???

今日、判明しました!(笑)

『Origin』はトランスレス回路、
『Spirit』はトランスありの回路でした!

Aston_Microphones_Origin_capsule
Aston_Microphones_Spirit_transformer
用途で言うと、楽器のレスポンスへの追従の良さが魅力の『Origin』、耳あたりの良い上質なボーカル・サウンドが期待できる『Spirit』、といったところでしょうか?
(実際に先日も、プロのエンジニアさんから楽器のステレオ収音用途で『Origin』*2本のご用命を頂いた実績も!)

ASTONマイクロフォンは、リリース直後から世界中のレビューで高評価を続出させています。
マイクロフォン大国、USの地では、あのTECアワードも受賞
多くの特徴的なスペックを有するASTONマイク。そして、何よりも、“良いマイクである事の最も重要なポイント”、= その音(サウンド)は、開発時から、信頼できる多くのプロフェッショナル・エンジニア達とのリレーションにより検証、追い込みが行われたとのことです。
あくまでも“現場”本位。
Aston_Spirit_w_Halo

そして完成されたマイクロフォン達。

“これなら買える”、信頼のクオリティー。
ASTON MICROPHONES、外さない一品。

好評発売中&パワーレックに展示中!←もちろん試奏可能!
ASTON MICROPHONES / ORIGIN
ASTON MICROPHONES / SPIRIT
ASTON MICROPHONES / HALO

そして、今後も期待大!

注)製品の分解、メッシュ、グリルの取り外しには専用の工具が必要です。また、内部のカプセル、回路を損傷する恐れがございますので、十分にご留意の上、自己の責任で行ってください。
また、本体への打撃は、決して推奨致しません(笑)

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