ちょっと偏った楽器フェア2016レポート(1)

11月4日~6日の間、東京ビッグサイトにて開催中の楽器の祭典「楽器フェア」。

WEB担当スタッフ安藤が2日目の会場に潜入、気になったシンセサイザーを中心にレポート致します!

 

まずはこちら。

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楽器フェアにて初公開、大好評のアナログ4ボイスシンセサイザー「minilogue」のコンセプトをそのままモノフォニックに凝縮した、そのものズバリのネーミングの「monologue」!

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殆どの25鍵キーボードは”C”音からスタートする2オクターブ鍵盤ですが、monologueは真ん中の1オクターブを中心に、上下に約半オクターブづつ付け足した音域設定。実際に様々なフレーズを弾いてみると、この実用性の高さを実感頂けるかと思います。また鍵盤の形状的に、最低音は”C”以外の場合は”F”とするのが自然ですが、monologueはあえて”E”。ギター&ベースの解放弦に合わせた、バンドでのアンサンブルも考慮されている仕様という訳ですね!

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シンプル&的確なコントロールパネルはとりあえずマニュアルを見ないでも簡単に音作りが可能です。エンベロープのパラメーターの纏め方は素晴らしいですね。オシロスコープとして波形を表示する楽しいディスプレイもminilogue譲り。

本当にコンパクトな筐体に、カラフルな5色展開。これは欲しくなります!

monologue_1■KORG monologue

 

そしてコチラも国内初公開ではないでしょうか。

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■Arturia MATIXBRUTE

キタコレ。立ち上がるパネル、ズラリと並んだつまみと光りモノは漢のロマン。このルックスだけでご飯三杯はイケますよね。これだけ巨大なシステム故、最初のアナウンスから随分時間が経過しておりますが、ハードウェア、ソフトウェア共にほぼ完成の域に達した模様です。

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ロータリーノブとスライダーを効率よく配置した構成は同社のシンセサイザー譲り。直列/並列で使用できるSteiner-Parkerフィルターとラダー・フィルターがMATRIXBRUTEの基本キャラクターを決定付けています。自然に手が伸びてしまうMaster Cutoffノブはその感触だけでなく、サウンドの追従性も非常に音楽的な印象を受けました。

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その名の由来となる、マトリクスパネル。プリセットのダイレクトな選択、シーケンサーのステップ入力、そして巨大なモジュラーシステムに匹敵する自由度の高いモジュレーションルーティングが、このズラリと並んだボタンで操作できます。上の写真は、モジュレーションホイールからの信号をVCO2のピッチにアサインしてみたところ(ピンクに光っているボタンです)。簡単ですよね。この操作感はまるで現代に蘇ったEMS SYNTHI・・・パッチケーブルの煩わしさも、パラメーター呼び出しの手間も必要なく、複雑な音作りが楽しめるドリーム・マシンです!

まだまだ価格・発売時期は未定とのことですが、楽しみに待ちたい一台ですね!

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待望の、「単体で音が出る」Arturiaのドラムマシン”DRUMBRUTE”もお目見え。ツマミの位置が即、サウンドに反映されるダイレクトさが心地よいアナログ音源回路をステップシーケンサーでコントロール。2系統用意されたキック、ステップ・リピートボタンなど、パターン構築、パフォーマンス共に様々な可能性が見えてきますね。こちらも発売時期、価格共に未定ながら楽しみな一台です!

 

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JSPA/Synth Fest2016ステージでは、丁度氏家克典さんによるProphet-6及びOB-6のデモンストレーションが行われておりました。現代に蘇ったアナログポリシンセの王道サウンドが素晴らしい解説&演奏で紹介され、会場は熱気に包まれておりました。

 

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YAMAHAブースでは、大人気の小型軽量シンセサイザー「MX」シリーズの限定ホワイトカラーモデルが登場!iPad/iPhoneとの組み合わせで音色の拡張や音楽制作も可能、バンドから作曲まで幅広く楽しめるこちらの限定カラーモデルは12月1日発売予定、クリスマスプレゼントにも最適ですね!

 

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コチラは参考出品のスズキ・木製メロディオン!鍵盤、ボディ、全てウッド!滑らかな手触り、弾き心地に感激!

 

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パワーレックでも大好評発売中のPositive Grid BIASシリーズも大きな注目を集めております。そのサイズ感、サウンドの良さは勿論のことながら、内部のパーツ・レベルまでカスタマイズできる、マニアックすぎる自由度の高さが人気の秘訣。更に、ストンプボックス形式のBIAS DISTORTION BOXの発売もアナウンス。

端子台とハンダ付けで試行錯誤していた世界がディスプレイ内で楽しめるなんて、ちょっとだけ複雑な気持ちにもなりますね。しかし、こうした微細な部分への拘りが幅広い層に浸透することで、これからのシーンが紡ぎだす音がどう変わって行くのか、楽しみで仕方ありません。

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アンプといえば、Roland JCシリーズのコンパクトモデル「JC-22」が本日発売ですよ!「22」といいつつ充分大きな30W出力、ツインアンプ&スピーカーのJCならではの空間合成コーラスも健在です。入出力も充実しており、レコーディングでも活用できる「丁度いいサイズ」のジャズコーラス!

 

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トンボ楽器ブースでは、鍵盤堂扱いのアコーディオンもズラリと展示中!

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手ぶらでOK、初めてのアコーディオン体験会も同ブースにて開催中!一見難解そうなズラリと並んだ右/左のボタンも、実際弾いてみるとその合理性に目からウロコが落ちるはず。明日日曜日も2回開催致しますので、是非お気軽にご来店ください!

 

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勿論、毎回恒例のイケベブースも連日大盛況です。今回初お目見えの逸品ギター&ベースがズラリ!

■イケベ楽器 楽器フェア2016特設ページ

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イケベのギターといえば、TALBO & EVO SECRET FACTORY!当サイトでのレポート&インタビューでもお馴染み、ステルス・メジャーこと平沢進氏の愛器としてもお馴染みですね。

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会場限定、EVO&TALBOガレージキット&塗装済ギターフィギュア!各日販売分は早い段階で完売してしまいますので、気になる方はお早めにご来場ください!

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