【新製品】Roland電子ピアノ「RP701」をイケベスタッフがレビュー!(国内最速)

ローランド・デジタルピアノのエントリーモデル「RP」シリーズに、新製品「RP701」が登場です。

RPシリーズといえば、「アンダー10万円」という絶妙なプライスと本格的なスペックで「おうち時間」の主役として大ヒット、今なお品薄状態が続く大ヒットモデル「RP501R」があります。

今回登場の「RP701」は、その名のとおり同モデルの上位機種、という位置づけになります。
何がどう変わったのか?鍵盤堂スタッフがいち早く実機をチェック、その魅力を探っていきます!

カラーバリエーションは上位モデル譲りの、様々なインテリアにマッチするスタイリッシュな3色展開となります。手前から「ホワイト」「ライトオーク調仕上げ」「ダークローズウッド調仕上げ」、同カラーの高低自在椅子も付属します。何れのカラーもサテン仕上げ、のっぺりとした平面ではなく、立体的な導管が浮き出た木目調の落ち着いた質感です。

デザイン&操作性

RP501シリーズと比べて、本体の高さ=厚さが増し、前脚が加わったことでちょっとだけ大きくなり、よりピアノらしい高級感のあるデザインに。

コントロールパネルも一新。上位モデル同様の見やすい日本語液晶ディスプレイと、アイコン表示のシンプルなボタンの判りやすいインターフェイスが採用されています。

初心者の方やお子様にとっては、楽譜だけでは曲がイメージし辛いですよね。RP701には、有名なクラシックのピアノ曲、ハノンやバイエル、ブルグミュラー、ツェルニー等の練習曲、そして童謡やポップス等、ジャンル別に選べるインデックス付きで約300曲収録。ローランドの無料アプリ「Piano Every Day」を使えば譜面表示や音当てゲームなども楽しめます。スマホやタブレットとBluetooth接続することで、Bluetoothスピーカーとして音楽を再生したり、WEB上の動画と一緒に演奏することも可能です。

右端の「両手」アイコンのボタン(かわいいですね!)を押すと、パート選択画面が表示されます。ディスプレイ左のダイヤルを回して選択→押して決定、のシンプルな操作でマイナスワンでの練習も簡単です。RP701の殆どの内蔵曲に、「伴奏」が付いているのも楽しいポイント。あの「ハノン」にオーケストラ伴奏が加わることで、こんなにドラマチックで楽しく演奏できるようになるなんて(笑)!

楽譜に書いてある「テンポ」って、ぱっとみてイメージし辛いですよね。BPM(1分間あたりの拍数)での表示があれば、数字を合わせることができますが、「アレグロ」「アレグレット」「モデラート」等と書かれていたら・・・。

こうした速度記号は時代や楽曲、演奏家の解釈によって様々であることは承知の上で、RP701ではそのテンポに適した速度記号を様々なデータから割り出して表示しています。初心者にとっても判りやすく、色々と勉強にもなる嬉しい機能ですね!

音色・演奏性

鍵盤ユニットは、RP501のPHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション4)を継承、弱く弾いたときは軽く、強く弾いたときは手ごたえのある本格派。表面の象牙調のしっとり滑らかな触感も高級感があります。

音源とのマッチングもより突き詰めてセッティングされた印象で、鍵盤タッチの変化に対する音色のレスポンスが本当に滑らか。全く違和感なく演奏に没頭できる仕上がりです!

従来の一般的な電子ピアノは、1音1音録音されたピアノの音を、鍵盤を弾いたタイミングに合わせて再生する「サンプリング」音源が主流でしたが、ローランドの「スーパーナチュラル・ピアノ音源」はその一歩先を行く次世代音源。エントリーモデルとは思えない臨場感あふれるピアノ演奏を楽しめるだけでなく、「ピアノ・デザイナー」機能を使えば、好みに合わせたピアノにカスタマイズ(現実にはありえない設定も!)することだって可能です。

例えばグランドピアノの大屋根の開き具合。演奏していない弦の共鳴、鍵盤やペダルのメカニズムが発するノイズやそれに付随する共振・共鳴など・・・非常に地味でマニアックですが、こうした要素があるのと無いのとでは、弾いたときの臨場感が全然違ってきます!

ピアノの調律は、全ての音域で綺麗な平均律とはなりません。低い音はちょっと低く、高い音はちょっと高く、という「ストレッチチューニング」も、本物のピアノと同様に調整できちゃいます。マニアック!

もちろん、こうした様々な要素が念入りに作り込まれた、様々なピアノ音色も豊富に収録されていますからご安心ください。コンサートホールのフルコンから、ちょっと小さなグランドピアノ、アップライトピアノに黎明期のピアノフォルテまで、どのピアノも非常に「キャラが立った」音色で、弾くことが楽しくなりますよ!それぞれの音色の味付けもこだわっており、例えばアップライトピアノはグランドピアノと比べてより音像が近くセッティングされており、目の前で弦が鳴っているのがが感じられます。

もちろん、電子ピアノならではの様々な音色も充実。エレピでお洒落なジャズを弾いたり、オルガンやチェンバロでバッハを弾いたり、ストリングスやシンセサイザーで映画音楽に挑戦したり。シンセサイザー&電子楽器メーカーのローランドならではの「使える」324種類の音色がスタンバイしています。もちろん日本語表示、カテゴリ別に選べます!

スライドして収納される蓋は、ちょっとだけ引き出した状態で保持する「アコースティック・ポジション」も用意。目の前のディスプレイやボタン等を見えなくすることで、アコースティックピアノに近い環境を作ることができます。

一方、電源スイッチとボリュームコントロール、Bluetooth/設定ボタンは鍵盤左端に用意されており、コントロールパネルを隠した状態でも問題なく使えるよう配慮されています。

ボリュームはボタン式ですが、押す回数や長さに応じて細かく調整できますからご安心を!

譜面押さえもしっかり装備。譜面立ては折り畳み式ではなく、2つの化粧ネジで着脱可能な仕様です。

スピーカーは12cmサイズが底面に2つ。エントリーモデルのため非常にシンプルな構成ですが、若干大型化した筐体の影響か、豊かな鳴りを感じることができます。スペック上は12W×2となっていますが、聴感上はもっと出ている印象です。一般的なご家庭での使用であれば音量不足を感じることはないでしょう(その前にご近所への配慮が必要ですね)。

非常にシンプルな外観を実現するため、端子類は全て底面に。奥側には電源とペダル、PCとの接続用のUSB端子。一度設置してしまえば基本的に触ることのない端子です。

左手前には、ヘッドフォンやUSBメモリ、外部入力端子が。ヘッドフォン掛けの存在も有難いですね!大小二つのヘッドフォン端子は同時使用もできますから、親子での夜間連弾もOKです。

カタログによれば、重量は46kg。実際に持ち上げてみたら、数字から受ける印象程は重くありませんでした。ご家庭での組み立て設置も2名居れば大丈夫でしょう。

ちなみにRP701は、本体・スタンド、そして椅子も含めて1梱包で届きます。ちょっと大きな箱ですが、お子様の居る家庭ならばきっと大喜びです(実体験)w

価格&発売日

気になる価格は115,500円(税込・予定価格)・・・高級感を増したデザインや液晶ディスプレイ等による操作性の向上、収録曲の追加等、RP501Rとの約1万円の価格差は非常にお得なプライスではないでしょうか。

とはいえ、RP501Rもアプリを連携させれば同等のことは実現できるし、タッチや音色クオリティもほぼ同じ、設置面積もちょっとだけ小さくなりますから、どちらも魅力的、悩ましいですね・・・。

RP701の発売は11月28日の見込みとなっています。
コロナ禍の影響でRP501R、RP701共に工場の稼働は未だ100%復活しておらず、「すぐにお届け!」ができないのが非常に心苦しい状況ではありますが、いずれも待つ価値のあるオススメピアノです!

GoToキャンペーンも始まったけれど、毎週出歩く訳にもなかなかいきませんよね。今後もしばらくの間は、休日は「おうち時間」をいかに充実させるか、が鍵となってくるでしょう。

そんなとき、「楽器を弾く」という過ごし方は心身の健康を保つのに最高の方法の一つ。

かつてピアノを習っていた方も、これからはじめてみたい方も。せっかくピアノを弾くのだから、正しい姿勢でちゃんと弾けるもの、音色も妥協したくない。とはいえあくまで趣味だから出費は抑えたい・・・ローランドRPシリーズは、まさにそんな皆様のための、おうち時間を充実させる最高のパートナーとなるのではないでしょうか。

 

【11月28日販売開始予定】商品ページはこちら↓
Roland RP701 池部楽器店公式ウェブサイト

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