【新製品】コスパ抜群!KAWAI電子ピアノの新ベーシックモデル♪CN201/CN301/ES120

はじめての電子ピアノ。

 

どんな楽器にも言えることですが、特にピアノは複数持ちや頻繁な買い替えのハードルが高い楽器です。
弾く方の好みや本気度、住宅事情、そして勿論ご予算もあり、そのチョイスは簡単ではありません。

・鍵盤タッチ
・音質
・デザイン
・価格
・プラスα

これら4+αの各要素が、高次元でバランスが取れた機種こそが、安心して「はじめてのピアノ」としておすすめできる製品と言えるでしょう。

KAWAI CNシリーズ&ESシリーズ

そんな「入門用電子ピアノ」という市場で、「グランドピアノを弾いているかの様な本格的なタッチ感」という部分で秀でていたのがKAWAIの据え置き型電子ピアノの「CN29」とその上位機種「CN39」。また、省スペース向けのポータブルモデルながら、同じくタッチ感が良くコスパに優れたモデルが「ES110」。

今回、この「KAWAIベーシックピアノ3兄弟」が新しくなるとの情報を受けて、新鮮品発表会に潜入してきました!

 

KAWAI CN201(CN301)

まずは、据え置き型電子ピアノのベーシックモデルCN201。基本的な外形寸法や重量は、先代モデルCN29と全く同じで、操作系の構成も同一です。これはCN29/39の時点で基本的な要素は完成していたという事。今回のモデルチェンジは、いわゆる「重箱の隅」系の細かな改良と、新機能の追加が主な内容となります。

CN201A(プレミアムホワイトメープル調仕上げ)
※CN301は今回実機が無く未チェックです。

鍵盤タッチ

プラスチック鍵盤ながら、象牙を模したしっとりとしたアイボリータッチの表面仕上げと鍵盤自体の自然な質量(錘が入っています)、中で動くハンマーの感触などが魅力のレスポンシブ・ハンマー・アクションIII鍵盤は本当に秀逸ですね。

特に「レットオフ・フィール」・・・鍵盤をゆっくり沈めていったときに途中で発生する、僅かなクリック感(エスケープメント)がこの価格で実現されているのは驚異的と言えるでしょう。

今回の新モデルでは、更に静音設計に改良を加え、より機構音が静かになりました。自宅での夜間練習目的には嬉しい改良です。

コントロールパネル

CN29/39でも好評だった、鮮やかな有機ELディスプレイとシンプルなボタンを配したコントロールパネル。CN201/301でも基本構成は同じですが、ボタン自身にアイコンがプリントされ、より洗練された印象に仕上がっています。


また、Bluetoothやトランスポーズ(移調)の状態がホーム画面に表示される様になり、接続状況や設定が確認しやすくなったことも今回の改良ポイントの一つです。

電源スイッチ&ボリュームは右端に。音量は低価格モデルでありがちなボタンではなくスライダーなので、細かな音量調節が可能です。

Bluetooth Audio

先代モデルでは上位モデルのCN39のみに搭載されていたBluetooth Audioが、今回はCN201にも採用されました。従来通り、各種無料アプリと繋いで音色エディットやレッスン機能を利用できるだけでなく、スマホ内の音楽を再生する高音質スピーカーとしても活用できます。一流音響メーカーとの共同開発によるスピーカーシステムのサウンドを、ピアノ演奏時だけでなくいつでもお楽しみ頂けます。勿論、Bluetooth MIDIも搭載、各種アプリからのコントロールや機能拡張にも対応します。

サウンド・デザイン・楽しい機能も妥協なし。

ピアノメーカーが作る電子ピアノ。世界の実力派ピアニストから指名され、ショパンコンクールをはじめ数々の国際コンクールでの実績を持つ「SK-EX」「EX」という、2種類のフルコンの音色を丁寧に収録(CN301には中型グランドピアノSK-5も収録)。更にアップライトピアノやエレピなど、様々な個性あるピアノの音色を楽しめます。

更に、ピアノの様々な要素を自分で調整し、好みの音色を作り出すコンサートチューナー機能や、グランドピアノと同じ位置関係&踏み心地を再現したグランド・フィール・ペダル・システム、ヘッドフォンでも豊かな音場を生み出すスペイシャル・ヘッドホン・サウンド等、楽器としての完成度の高さはお墨付き。

スピーカーの音質・出力も必要にして十分。2スピーカーでこの音場ですから、4スピーカーにグレードアップしたCN301は更に凄いでしょう♪

勿論、指一本で演奏できる、カワイ独自のお楽しみ機能「コンサート・マジック」やレッスン機能、タブレットやスマホと繋いで機能が広がる各種アプリなど、「プラスα」の部分でも抜かりなし。

「違和感がない」

今回の発表会では、ピアニスト小池美奈さんがスペシャルゲストとして登場。CN201と内蔵スピーカーのみで、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」プレリュードを演奏して頂きました。

入門価格帯電子ピアノとは思えない、豊かで煌びやかな演奏を堪能した後で、CN201の感想を聞かれた小池さんは一言「違和感がない」と。

・・・これ、地味に凄い発言です。
普段からグランドピアノを演奏されているピアニストが、「鍵盤の重さ」だけでなく、「指先に返ってくる振動」と「耳に聞こえる音」全てが自然であると感じたという事。更には

「細かなペダルの操作や指先のタッチが、思った通りに音になって返ってくる」

プロのピアニストから、こんな発言が飛び出す10万円台前半(発売時点での当店価格)の電子ピアノ。

「親御さんも、自分のバッグや洋服にお金を使うより、その金額でこのピアノをお子様に買ってあげて欲しい(笑)」

ピアニストお墨付き・・・お子様の練習用として、これ以上の選択肢は無いのでは!?


KAWAI ES120

続いては、コンパクト&スタイリッシュな電子ピアノ「ES120」。必要なときにテーブルの上に出して使ったり、ステージピアノとしてバンドで使ったり。色々な使い方ができる、88鍵本格派ピアノです。

先代モデルのES110も非常に良い製品です。自社のフルコン「EX」のサウンド、ピアノメーカーならではの本格的なピアノタッチを持ちながら、12kgという軽量設計。シンプルでスタイリッシュなデザイン。

ただ、(すみません、あくまで個人的な意見ですが)デザイン的にはシンプルすぎて、面白みに欠ける印象だったんですよね。「個性がないのが個性」みたいな・・・

そこでES120です。

※スタンド・3本ペダルは別売です

ES110のシンプルさはそのままに、横一列に走るメッキ調のラインが絶妙なアクセントになっています。このライン、左側は各種ボタンやスライダーが組み込まれており、ここだけで全ての操作が完結する様に作られています。

このメッキ調の質感が良いんです。ギラギラしすぎず、程よく落ち着いた高級感ある光沢。ブラックカラーは本体色に合わせて、こちらもブラックニッケル調のカラーとなっています。

更に、「白」「黒」の本体色に加えて、「ライトグレー」が今回新しくラインナップに加わりました。

この色がまた、絶妙なんですよね・・・!写真で伝えるのは難しいのですが。

白や黒のハイコントラストな塊も存在感があって良いですが、「日々の暮らしの中で、部屋の片隅にさりげなく置かれている」感がこの「ライトグレー」にはあります。肩肘張らない自然体、日常に溶け込むピアノ。

ちなみにグレーのプラスチック製品って、高級感を出すのが難しいと思うんです(塩ビパイプの色とか、ちょっと古びた電話機とか)。ES120のライトグレーは、プラスチック本来の成型色そのままではなく、しっかり塗装されて発色しているグレー。塩ビ管のグレーほど暗くなく、白よりはちょっと暗い・・・照明の色によっても様々な表情を見せてくれそうなこのカラー、相当拘ってると思います。

サウンド&機能面もCNシリーズ譲りで進化しています。フルコン「SK-EX」のサウンドが新たに追加されたり、Bluetooth Audioが搭載されたり。これでこのクラスのポータブル電子ピアノとしては、ほぼ死角無しと言っても良いのではないでしょうか?

ここで、二人目のスペシャルゲスト、ヒグチアイさんが登場。

フルコン「SK-EX」「EX」の違いからアップライトピアノ等の音色バリエーション、コンサートチューナー機能等を実演を交えて説明頂きました。

やはりヒグチさんもデザインが良い!との感想。楽器としての機能についても、「グランドピアノはちゃんと鳴らすのが難しい」「ES120は適度に軽くて鳴らしやすいので、はじめてのピアノに最適」「これでちゃんと弾ける様になって、グランドピアノに進むのは凄く良いのでは?」との事。

予算は最低限、家の中の設置場所も限られているけれど・・・そんな親御さん、「はじめてのピアノ」のこれまた強力な選択肢です。

どこにでも置ける手軽さが魅力のES120ですが、お子様の練習用であれば、ピアノと椅子の位置関係はちゃんとしてあげたいところ。

ES120用の専用スタンドと専用三本ペダルユニットもオプションで用意されているので安心です(価格は各12,000円)。奥行わずか28cmの、超スタイリッシュな電子ピアノになりますよ!

最後は、ES120での弾き語り「劇場」

・・・控えめに言って最高でした♪

ライブステージでも、このシンプルな佇まいは演者が引き立ちますね。

 

最後に

小池さん、ヒグチさん共に、その違和感ない自然な弾き心地が好評価だったKAWAIの新作電子ピアノ。

何れもラインナップ中では最も低価格帯に属するベーシックモデルながら、ピアノの基本がしっかり整っており、Bluetoothなど今時のトレンドも押さえた良モデル。ハッキリ言ってコスパは最強です。

今、ピアノ始めるなら・・・自信を持ってお薦めできる電子ピアノです!

このクラスでこの出来栄え。上位モデルの次世代機も楽しみになった、今回の新製品発表会のレポートでした♪


ラインナップ

CN301R(プレミアムローズウッド調仕上げ)
商品ページ>
11月中旬発売予定

CN201R(プレミアムローズウッド調仕上げ)
商品ページ>>

CN201LO(プレミアムライトオーク調仕上げ)
商品ページ>>

CN201A(プレミアムホワイトメープル調仕上げ)
商品ページ>>

CN201シリーズは2022年9月14日発売

ES120B Filo(ブラック)
商品ページ>>

ES120W Filo(ホワイト)
商品ページ>>

ES120LG Filo(ライトグレー)
商品ページ>>

※ES120シリーズは2022年9月14日発売

 

KAWAI 電子ピアノ一覧

おすすめ記事はこちら>>

PAGE TOP